測定に関する業界用語集

規制・規格測定はかりガス金属加工・機械加工照明圧力計土木・建築

<規制・規格>
ISO9001
ISO(国際標準化機構)による品質マネジメントシステム関係の国際規格。

IP規格
IEC(国際電気標準会議)規格、IEC144、IEC529及びDIN40 050は、機器の保護構造について防塵・防水性を等級に分類し、そのテスト方法を規定している。これに基づくIP表示は、世界各国で使用されている。日本では、日本工業規格及び社団法人・日本電気工業会がIEC529に準拠してIP表を規格化している。等級は2桁で表されており、1の位が水の侵入に対する保護、10の位が塵や固形物質に対する保護等級となる。

MSDS
日本語で「化学物質等安全データシート」という。事業者が特定の化学物質を含んだ製品を他の事業者に出荷する際に添付しなければならない安全情報を記載したシートのこと。有害化学物質について必要な情報を入手し、安全に管理する事が主な目的。日本では化管法によりMSDSが制度化されている。2012年4月に国連で規格がSDS(安全データシート)に統一され、JISでもSDSとされる。

CEマーキング
欧州(EU)の法律、欧州連合による使用者及び消費者の健康と安全に関する要求に適合していることを示す。CEマーキングする事により、欧州全域に自由に流通可能になる。

特定計量器
「構造」と「器差」(計量器の精度、許容される誤差)について守るべき技術基準を設定し、検定を行う必要があると計量法で規制されている計量器。特定計量器は検定に合格しないと取引、又は証明に使用できない。はかり、温度計、電力量計、ガス濃度計、騒音計など全部で計18種類定められている。
*検定:特定計量器の構造と器差について、検定検査規則(省令)の定める技術基準への適合性を、国、都道府県などが確認する計量法上の検査のこと。検定に合格した計量器には検定証印又は基準適合証印が付けられる。

非該当証明書
当該の貨物がリスト規制及びキャッチオール規制に該当しない旨を証明した書面であり、原則的には輸出者が作成するものであるが、関連メーカー等に発行依頼しても構わない。但し、その責任は輸出業者(輸出申告者)が追うべきものとなる。書式に関しては規制がなく、発行者任意のもので構わない。よく似た該非判定書があるが、実質的にはほぼ同じものである。該非判定書とは輸出する貨物がリスト規制に該当するか否かを判定した書類のことで、該非判定の結果が非該当であり通関に使われるものが非該当証明書と呼ばれる。該非判定書には決まったフォーマットがないが、よく行われているやり方は一般財団法人安全保障貿易情報センター(CISTEC)が作成販売している項目別対比表やパラメータシートである。
 *項目別対比表:リスト規制が一覧表になっており、ほぼ全項番の該非判定をすることができる
 *パラメータシート:関連する品目毎に判定すべき項番をまとめたもので、フローチャート形式で条文を熟知して
  いなくとも一通りの判定ができる構造。ただし、比較的輸出案件の多い、先端材料、エレクトロニクス、コンピュータ、
  通信などの項番に限られている。

REACH規制
2006年12月13日EC規制No.1904/2006として可決され2007年6月1日に発効された、化学物質の『登録(Registration)/評価(Evaluation)/認可(Authorisation)/制限(Restriction)』に関する規制。欧州域内で年間1t以上製造・輸入される全ての化学物質について、安全性や用途に関する情報を登録する事が義務付けられる。登録内容を欧州化学品庁が評価し、必要に応じさらなる情報提供が要求される。

RoHS
電気・電子機器に含まれる危険物質を規定し、物質の使用を禁止する旨の指令のこと。電気・電子製品の生産から処分までの全ての段階で、環境や人の健康に及ぼす危険を最小化する事が主な目的。RoHSは2003年1月にEU(ヨーロッパ連合)加盟国15か国で採決された指針であり、2006年7月以降に同圏内で発売される製品については特定物質の使用が全面的に禁止された。指定された禁止物質は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)の6種類。
ちなみに中国には「電子情報製品生産汚染防止管理弁法」という、電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての法規制があるが、RoHS指令と同じ物質を同程度の基準値によって規制する為、一般に中国版RoHS指令の通称で呼称される。2006年2月28日に公布され2007年3月1日にその第一段階が発行している。

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<測定>
アッベの原理
測定精度を高めるためには、測定対象物と測定器具の目盛を測定方向の同一線上に配置しなければならないという、測定の精度に関わる原理。マイクロメータはアッベの原理に従っていて、ノギスはアッベの原理に従っていない為、マイクロメータの方がより精度がいい。

計装
測定装置、制御装置などを装備すること。

計測
特定の目的をもって、事物を量的にとらえるための方法、手段を考究し、実施し、その結果を用い所期の目的を達成させること。

計量
公的に取り決められた測定標準を基礎とする計測(JIS 8103 2000)。

原器
一般には計測や計量器の検定の基準となる標準器を言うが、狭義にはメートル原器およびキログラム原器をさす。今も有効なのはキログラム原器のみ。しかし2011年に国際度量衡総会でキログラム原器の廃止が決定しており、現在も新たな質量の基準について検討中である。メートル原器は1960年に廃止されており、日本のメートル原器は2012年に国の重要文化財に指定された。

公差
ある基準値に対するばらつきと誤差の許容範囲。限定された最大値と最小値との差。
誤差:測定値から真の値を引いた値。

校正
計器又は測定系の示す値、もしくは実量器又は標準物質の表す値と、標準によって実現される値との間の関係を確定する一連の作業。
備考:校正には、計器を調整して誤差を修正する事は含まない。(JISZ 8103 2000)

真の値
ある特定の量の定義と合致する値(備考:特別な場合を除き、観念的な値で、実際には求められない)。測定量の正しい値。

精度
測定結果の正確さと精密さを含めた測定量の真の値との一致の度合い。

測定
ある量を、基準として用いる量と比較し数値または符号を用いて表すこと(JISZ 8103 2000)。

測定値
測定によって求めた値(JISZ 8103 2000)。

測定の不確かさ
測定の結果に付随した、合理的に測定量に結び付けられ得る値のばらつきを特徴づけるパラメータ。測定量の真の値の候補全体の範囲を示すパラメータで、校正結果の信頼度を示す。

直接測定
測定量と関数関係にある他の量の測定にはよらず、測定量の値を直接求める方法。例としては、ノギスやマイクロメータなど測定機器を用いて直接対象物を測る方法。⇔一方、間接測定とは測定量と一定の関係にある幾つかの量について測定を行って、それから測定値を導き出す方法。ゲージブロックやリングゲージなど基準器を用いて寸法差をダイヤルゲージなどで測る方法、ばねばかり、限界ゲージの検査など。

トレーサビリティ
不確かさが全て表記された切れ目のない比較の連鎖によって、決められた基準に結び付けられ得る測定結果又は標準の値の性質。

分解能
計測器が検知することのできる最小の量、または最小の変化量。感度と同意味。

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<はかり>
看貫(かんかん)
商品や貨物の重量をはかること。または台秤のこと。特に検問所や料金所などに設置されるような大型の台秤を指し、台貫やトラックスケールとも呼ばれる。明治初期、生糸の取引の際に、生糸の重量を改めたことからいう。

風袋
はかりで物の重さを量る時に使用する容器・袋・箱など。

目量
はかりの最小表示のこと。最大表示(範囲)のことはひょう量と呼ぶ。

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<ガス>
可燃性ガス
空気中または酸素中で燃えるガス。

揮発性有機化合物(VOC)
大気中に排出され、又は飛散した時に気体である有機化合物(浮遊粒子物資及びオキシダントの生成の原因とならない物質として政令で定める物質を除く)(大気汚染防止第二条4)と定義されている。塗料やインキ、ガソリンなどに含まれるトルエン、キシレンなどが代表的。大気汚染や室内空気汚染物質とされ、排出規制法もある。

爆発下限界(LEL)
可燃性ガスが空気と混合して、着火によって爆発を起こす最低濃度。単位は%LEL(可燃性ガスの爆発下限界濃度を100として可燃性ガスの濃度を百分の一単位で表したもの)。

爆発上限界(UEL)
可燃性ガスが空気と混合して、着火によって爆発を起こす最高濃度。

ppm
百万分率と呼ばれ、ある量が全体の百万分のいくつか表す単位。主にガスなど気体の濃度や体積について使用される。1%=10000ppm。

ppb
ガスなど気体の濃度や体積を十億分の一の単位で表したもの。1ppm=1000ppb。

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<金属加工・機械加工>
きさげ仕上げ
ノミ状の工具「きさげ」を使用して鋳物の表面を測り取る作業。金属加工平面度が高く、油たまりのある面に仕上げる。機械加工ではできない微調整を行い、高精度に保つための作業。

サブゼロ処置
焼入れ後に0℃以下の環境で鋼の組織を安定させる処理。これにより経年変化が少なくなる。深冷処理とも呼ばれる。

バリ取り
材料を加工する際に材料の角にできる出っ張り・突起を取り除くこと。精度や作業の安全性を高めるために行う。バリを取ることを「はつる」とも呼ぶ。

面取り
工作物の角または先端部を斜めに削り、丸みや斜面をつけること。

ヤゲン台(薬研台) 
Vブロック。上面にV字形の溝をつけた金属製の台。罫書(けが)き作業で、円柱材の中心を求めるために用いる。薬研は漢方薬などを作る時に薬種や粉を引くのに用いる器具。
けがき:罫書。製作図面に従って、工作物の表面に加工基準となる線や穴位置などを描く作業。けがき針、トースカン、ハイトゲージ、Vブロック、定盤(じょうばん)、コンパス、ポンチなどを用いる。

ラップ仕上げ 
超精密加工における平面の最終仕上げ作業。研削盤などで仕上げられた工作物の寸法精度と面粗さを向上させるのに用いられる加工法。始めに3枚のラップ(極めて平滑な一種の定盤)を用意し、2枚ずつを交互に擦りあわせていくと、ほぼ真平面に近いラップ面が得られる(三面定盤の原理)。

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<照明>
色温度
光の色の変化を数値で表したもの。光を一切反射しない物体(黒体)の絶対温度(K)ケルビンで表す。色温度が高くなると赤→黄→白→青白と色が変化する。

演色性
照明による物体の色の見え方の特性、見え方に及ぼす効果。色が自然光(太陽光)に近いほど、演色性が良いという。

輝度
ある点から発せられている光源のまぶしさを表す光量。明るさ。単位cd/u(カンデラ/平方メートル)。

照度
放射を受ける面の単位面積当たりに入射する光束(JISZ8113)。光源によって照らされている面の明るさ。単位Lx(ルクス)。

全光束
光源から全ての方向に発される光束のことで、照明器具の明るさの尺度として使用される。単位lm(ルーメン)。

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<圧力計>
三分
ネジ寸法3/8インチ。その他、一分は1/8インチ、二分は1/4インチ、四分は1/2インチ。

Pa(パスカル)
従来はkgf/㎠を使用していたが、SI単位へ移行の際にPa(パスカル)に変更となる。1kgf/㎠≒0.1MPa。現在の圧力計は全てパスカル表記。※一部例外あり。

虫入り
圧力計のスロットル(簡易な絞り弁のようなもの)。急激に圧力がかからないようにする為に用いられる。

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<土木・建築>
コンベックス
巻尺・メジャーのこと。

墨出し
建築工事において、床や壁などに工事の基準となる線を引くこと。大工が墨つぼを用いて墨で表示することから、「墨出し」と言われている。

WBGT
熱中症の危険度を判断する数値で、気温、湿度、輻射熱(フクシャネツ)の3つを取り入れた温度の指標。湿球黒球温度、暑さ指数とも呼ばれる。
*輻射熱:地面や建物、体から出る熱。

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